前日の記事に引き続き、今度はCPUに加えてGPUもアンダークロックした場合の消費電力について調査しました。
使用したモバイルバッテリや条件は以前の記事をご参照ください。
まず、/boot/config.txt に gpu_freq=100 と追記してPi Zeroを再起動しようとすると、ディスプレイが点滅を繰り返し、正常起動できませんでした。(公式サイトによると、デフォルトは250だそうです)
HDMIを接続して画面表示をしようとしていたので、もしかしたらHDMI接続をしなければ起動可能なのかもしれません。
で、このままだと起動できなくて困ってしまうわけですが、電源投入時にShiftキーを押下してリカバリモードに入れば、/boot/config.txt の内容を編集できるGUIが表示されます。
gpu_freqを100から150に変更したらHDMIを接続した状態での起動に成功しました。
前述の公式サイトに寄るとcore_freq, h264_freq, isp_freq,v3d_freqも一緒にセットしろと書かれているようですので、あわせて150に設定してみました。
結果としては、9時間36分間、起動し続けました。
これまでに確認したZeroの起動時間をまとめると以下のようになります。
8時間30分 デフォルト状態
8時間48分 arm_freq 100
9時間36分 arm_freq 100、gpu系5種 150
繰り返しテストしたわけではありませんので信頼性は高くはありませんが、GPU系のアンダークロックは10%ほど消費電力を抑える効果が見込めそうですね。
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