Raspberry Piとモバイルバッテリを使った調査をこれまでに色々とやっているわけですが、アンダークロックと消費電力について調査してみました。
Raspberry Piのクロック数はraspi-configや、/boot/config.txtの編集で簡単に変更可能です。
arm_freqを100まで落とし、例の如く、Pi Zeroで以下のモバイルバッテリでどれだけの時間起動できるのか確認してみました。(その他の条件については前回と同様です)
結果としては、8時間48分間、起動し続けました。
arm_freqの値を編集していない状態で8時間30分でしたので、差がないわけではないが・・・といったところです。
アンダークロックと消費電力については公式フォーラムでも過去に議題にあがっており、arm_freqの値を小さくしても、消費電力には殆ど影響が出ない・・・というのが正しい挙動のようです。
ただ、容量1,430mAhのモバイルバッテリで一応は20分弱は起動時間を延長できたわけですから、もっと容量の大きなモバイルバッテリを利用すれば、その分、延長時間も大きくなるものと思われます。
また、前述の公式ドキュメントやフォーラムによると、どうもGPUもアンダークロックできそうですので、次回はgpu_freq,core_freq, h264_freq, isp_freq,v3d_freqの値を小さくして調査してみます。
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